買い物をした後に無駄な買い物をしてしまったなどを感じてしまった事がある人は多いのではないのでしょうか?
今日はマーケティング手法の一つおとり効果をご紹介します。これを知って賢い消費者になってください。
おとり効果とは
人は2つの選択肢からなら、優れた方を簡単に選択する事ができるが、そこにもう一つの選択肢を与えられると、一番優れたものを選択できなくなってします事がある。
例:ある雑誌でネットで読めるものと印刷したものを販売したときに
・ネット版のみ45ドル
・ネット版と印刷版セットで100ドル
という選択肢があった場合には人は簡単にネット版のみの45ドルのものを選ぶのに対してこれに
・印刷版のみ100ドル
の選択肢が加わった場合、人は印刷版のみで100ドルは高いと感じ
・ネット版と印刷版セットで100ドル
の値段を下げていないにも関わらず、これを安いと感じこれを選択してしまうというものです。
または3つの選択肢ではなく2つの選択肢でも売りたいも製品のよこに高い製品を並べるだけでもこの手法が使え、売りたい製品が安いと感じ人は本当にその製品がその人にとって必要でなくてもその製品を買ってしまうという事があります。
”アメリカでキッチン用品などを販売するWilliams-Sonoma社がホームベーカリーマシンを275ドルで売り出した時、ほとんどの消費者は見向きもしませんでした。ひどい売り上げに慌てた製造メーカーは市場調査会社に相談することにしました。そこで提案されたのは、ベーカリーマシンの追加モデルを投入することでした。ただ、その追加モデルは最初のモデルよりもサイズが大きく、50パーセントも高い値がついたモデルでした。それにもかかわらず、製品の売り上げは上がり始めました。
出典
買い物で後悔しないために知っておくべき6つの心理効果 : ライフハッカー[日本版]
どうでしょうか、このような手法で製品を買ってしまった事がある人もいるのではないでしょうか?このマーケティング手法を知っておくと、買い物をするときに「あ、これはおとり効果だな。本当に安いのか気をつけよう」という心理が働くと思います。また逆の発想から、営業マンやマーケティングをする人たちはこの方法で高い営業利益をあげることができるかと思います。
では、この方法を知って賢い消費者になりましょう。
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