日本の学校の登校時間は大体8時代で9時ぐらいから授業が始まるのが一般的ですが、ハーバード大学とオックスフォード大学の研究者が10代の睡眠時間の研究結果から、学校の始業時間を遅くするべきと論文を発表しました。
その理由は
生物学的に子供たちにとって必要な睡眠時間と起きる時間が年齢によって変化することがこれまでの研究結果によってわかっているからだそうです。
睡眠時間が不足することで起こる結果としては
・肥満になりやすくなる。
・知能の発達が遅れる。
・集中力が続かない
・運動神経の発達が遅れる
・体の成長が遅れる
・情緒が不安定になりやすい(イライラしやすくなる)
デメリットばかりですね。
実際に10代は生物学的には睡眠時間が足りていなく学校の始業時間に合わせて無理やり早起きをしなくてはいけなく、イライラしているとイメージがありますよね。
どうするのが理想的か?
研究結果から始業時間を年齢別に
10歳 ⇒ 8時から
16歳 ⇒ 10時から
18歳 ⇒ 11時から
にするのが理想的だそうです。
得られるメリットとしては
・集中力の向上
・テスト結果の改善
・イライラが減少
などがあげられます。
実際に行ってみたところ
実際にアメリカの複数の学校で始業時間を1時間遅らせてみたところ
・全体の成績UP
・出席率の改善
・子供たちの言動の変化(イライラしなくなり良くなった)
・無理やり子供を起こさなくても良くなり親子の関係もより良好に
いいことづくめですね。
他にも生徒からも好評だったり、成績が悪かった子ほど成績アップの上がり幅が大きかったりします。
デメリットを上げるならば、
・先生達がその時間に対応しなければならない
・終業時間が遅くなる
・夜更かしする子供が出てくる
ぐらいですかね。
子供たちにとっては+の面の方が大きいですね。
最後に
現代ではいろんな研究から「子供の早起きは美徳だけど科学的には不自然」ということがわかってきております。日本の教育に取り入れることは難しそうですが、いいとこの方が大きいので取り入れて全体の成績UPにつなげてほしいですね。
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