日本語には状況や状態を表現する擬態語、聞こえてくる音をまねて表現する擬音語、生き物の声をまねて表現する擬声語があります。
例:犬(ワンワン) 猫(ニャー)など
これらは文の中では動詞ではなく副詞として用いられますが、英語では日本語と異なり、状況(主語)にあった「動詞」で表現されます。日本語の場合は〜が鳴く(吠えるなど)で全部表現しています。
例:犬がわんわんと吠える。猫が鳴く。など
これらの動詞はもともと擬声(音)語のように聞こえてくる「音」に沿って作られたものも少なくありませんが、英語では副詞ではなくあくまでも「動詞」として使われることに注意してください。
今回は動物が「鳴く」と言う場合の動詞のバリエーションをご紹介しましょう。
動物の【鳴き声】について
それぞれに、主語(動物名)+動詞の形を添えました。
〈オオカミが〉 howl [hάʊl] – a wolf howls 遠吠えする
〈ライオンが〉 roar [rˈɔɚ] – a lion roars 吠える、うなる
〈犬が〉 bark [bάːk] – a dog barks わんわん吠える
whine [(h)wάɪn] – a dog whines クンクン鳴く
〈子犬が〉yelp [jélp] – a puppy yelps キャンキャン鳴く
〈猫が〉 mew [mjúː] / meow [miάʊ]- a cat mews ミャーミャー鳴く
〈牛が〉 low [lóʊ] / moo [múː] – a cow lows モーと鳴く
〈馬が〉 neigh [néɪ] ; whinny [(h)wíni] – a horse neighs いななく
〈ろばが〉 bray [bréɪ] – a donkey brays いななく
〈羊・やぎが〉 bleat [blíːt] – a goat bleats メーと鳴く
〈豚が〉 grunt [grˈʌnt] / oink [ɔɪŋk] – a pig grunts ブーブー鳴く
squeal [skwíːl] – a pig squeals キーキー悲鳴を上げる
〈ねずみが〉 squeak [skwíːk] – a rat squeaks チューチュー鳴く
〈猿が〉 gibber [dʒíbə] / chatter [tʃˈæṭə]
- a monkey gibbers キャッキャッと鳴く
〈鹿が〉 bell [bél] – a deer bells 鳴く
〈おんどりが〉 crow [króʊ] – a cock crows 鳴く
〈めんどりが〉 cackle [kˈækl] – a hen cackles クワックワッと鳴く
(卵を産んだ後の)
cluck [klˈʌk] – a hen clucks コッコッと鳴く(雌鶏特有の)
〈ひよこが〉 peep [píːp] – a chick peeps ピーピー鳴く
〈小鳥や虫が〉 sing [síŋ] – a bird sings さえずる
chirp [tʃˈəːp] / twitter [twíṭə] – a bird chirps チュンチュン鳴く
〈からすが〉 caw [kˈɔː] – a crow caws カァーカァーと鳴く
〈はとが〉 coo [kúː] – a dove coos クークーと鳴く
〈ふくろうが〉 hoot [húːt] – an owl hoots ホーホーと鳴く
〈あひるが〉 quack [kwˈæk] – a duck quacks ガーガー鳴く
〈蛙が〉 croak [króʊk] – a frog croaks ゲロゲロ鳴く
以上です。
最後に
どうでしたでしょうか。日本語とは違い、それぞれの動物にあった動詞を英語は持っています。日本語では〜が〜と鳴く。などと表現していましたが、英語は動詞にそれの意味が含まれています。これを機に覚えてしまいましょう。
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