日本の英語のレベルはアジアの中でも低いことで政府は小学校から英語の授業を取り入れたりと改善に動いていますが、
中学の英語はすべて英語で教えるという方針を盛り込む予定です。
それに伴い2017年内に英検準1級以上の英語教師を50%確保する予定です。
京都府教育委員会がいち早くそれに乗り出し50歳未満の英語教師を対象にTOEICの受験料を負担しました。
その結果が驚きの結果でした。
英検準1級相当の教師は2割!?
京都府の英語教師74人が12月にTOEICを受験しましたがその結果
730点(英検準1級相当)以上獲得したのは2割の16人、
500点未満の先生も14人おり、最低点は280点という結果に。
※TOEICは選択式の問題なので280点という点数は鉛筆を転がして選択しても出るような点数。。。。
2016年12月の日本全体の平均点は580点でしたが、
この英語教師の平均点は578点と日本の平均よりも低い結果となりました。
※中学の英語をある程度理解していれば500点程度だといわれています。
中学校で英語を教えるときにTOEIC満点である必要はないが。。。。
先生全体がTOEICの点数を満点近く取れることが理想だが、中学程度の英語を教える上では必要ない。
TOEICの点数が高くても英語を喋れない人はいるが、
その逆でTOEICの点数が低くて英語が喋れる人はいないのが現状です。
全員が満点や英検1級相当である必要はないですが、さすがに500点未満の人が中学英語を英語で教えるのは無理があります。
採用基準が甘い!?
英語の教師の採用基準は分かりませんが、TOEICで500点未満の人でもなれるという現状があると
そもそも採用の基準が甘いのかもしれません。
また、日本で英語が喋れる人は英語の教師などにならずもっと給与が良い外資系でつとめたりしてしまうという現実があります。
もっといい人材を確保するために採用の基準や魅力的な条件などを加える必要があるのかもしれません。
中学教師はめちゃくちゃ忙しい。。
中学校の先生はやることが多く、担任、部活動などで土日も時間を使うなどがあり、
それに加えてTOEICの勉強をするということが現実的かどうかというところも見直さなければなりません。
まとめ
英語の必要性が年々上がっている中でいろいろな問題点が出てきています。
英語を勉強する方法は昔に比べたらSKYPEだったり短期留学だったりと多種多様な方法がありますが、
基本は学校の授業かと思います。
その中で英検準1級はそんなに難しくないテストですがそのレベルにも達していない人が英語を教えているという現実があります。
いろいろまとめさせていただきました通り、これは先生だけを批判していけば解決する問題ではなくもっと根本から解決する必要があります。
私は、そんなに英語ができる方ではなかったですが留学などで後から英語を身に着けました。
しかし、中学や高校でもっと勉強しておけば身に付く時間も早かっただろうなと思います。
日本が他の国に遅れを取らないように一日でも早く解決していってほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
TOEICで点数を上げたいと思っている方はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
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