腰痛、私も日々悩まされております。
ここ数年、日本の腰痛に悩む人の数は約2800万人ぐらいと言われています。
大体4~5人に1人は腰痛持ちということになります。
いろいろなケア方法がある腰痛ですが、アメリカで興味深い研究結果が発表されましたので今日はそれをご紹介したいと思います。
腰痛の対策は身体的なケアよりも精神面が効果的!?
アメリカで行われた実験の結果、腰痛のケアは精神面をケアしたほうが、身体的なケアをしたときよりも効果的だったという結果が出ました。
アメリカ疾病管理予防センターは、慢性的な腰痛に対してはメディテーション(瞑想)や認知行動療法が、身体療法よりも効果的であるという研究結果を発表しました。
認知行動療法とは
不眠症やうつ病、パニック障害などの精神面でのケアに対して行われる心理療法です。
痛みがストレスなどの精神的な理由が原因の時に効果を発揮するといわれています。
実際の研究結果
今回発表された論文によると、過去数年間腰痛に悩まされている342人の患者を対象に調査が行われ、瞑想プログラム、認知行動療法、今まで通りの対応の3つのグループででどれが一番腰痛に効果があるのかを比較しました。
3つのパターンを継続した結果、瞑想プログラムを行ったケースでは26週間以内に43.6%、認知行動療法を行ったグループでは44.9%の人が、痛みの改善を報告しました。
それに対して、それまで通りの対応(身体的なケアを含むグループ)をしていた人は26.6%の人が痛みの回復を報告しました。
今回の数値によって身体的なケアよりも精神的なケアの方が痛みの改善された人が多いことが明らかになりました。
まとめ
これまで、腰痛は体の問題としてとらえられてきており、
身体的なケアがメインだったかと思います。
私も、針、マッサージ、整体、気功、手術など様々な方法を試しましたが、一時的には良くなるものの慢性的な痛みは取れません。
普段の生活や姿勢などが腰痛の原因と思われがちですが、今日の生活では思わぬところでストレスを感じてしまっているのかもしれません。
瞑想やリラックスした環境は比較的簡単に作れるかと思いますので、腰痛に悩まされている方は体のアプローチも大切ですが、
心へのアプローチも試してみてはいかがでしょうか。ヨガなどのクラスに参加してみるのも効果的です。自分のできる範囲でまずはストレスを解放してみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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