ボジョレーヌーボー解禁日などまとめてみました。

雑学

毎年毎年、11月になるとどのメディアでも「解禁」と話題になるボジョレーヌーボー。
でもボジョレーヌーボーについて詳しく分かってない人もいるのでは、、
ということでボジョレーヌーボーについてまとめてみました。

ボジョレーヌーボーとは?

まずボジョレーヌーボーはフランス語で「Beaujolais Nouveau」と書きます。
「Beaujolais(ボジョレー)」はフランスのワインの生産地の名前です。
フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接する丘陵地帯・ボジョレーで生産されています。

「Nouveau(ヌーボー)」は、英語の「New」と一緒で「新しい」という意味です。
このワインは通常のワインとは少し異なり、「試飲用に作った新酒」のことを指すのです。

[ボジョレーヌーボー]とはフランスのボジョレー地方で作られた試飲用のワインということになります。

試飲用のワインでその年のワインのできの指標となるため、業者などの毎年大量にワインを購入する人にとっては、その年の購入量を決めるための指針ともなります。

余談ですが、一般的なワインは熟成中の状態で出荷され、温度管理されたワインセラーに置くことで味が良くなっていきますが、ボジョレーヌヴォーはそれ以上熟成しない状態で出荷されるため、値段と比べれば味はそこそこだが長期保存できない(あとは劣化するのみ)という特徴があります。そのため、ボジョレーヌヴォーは年内に消費することがおすすめされています。

※「ボジョレーワイン」というワインもありますが、これは「ボジョレー地方で生産されたワイン」という意味で、ボジョレーヌーボーとは、違うワインです。

解禁日はいつ?

解禁日は毎年、11月の第3木曜日の午前0時と決まっています。
2015年は11月19日となります。
1984年までは11月15日が解禁日でしたが、15日が土日の場合は運搬業者が休みとなってしまうため11月15日から11月第3木曜日に変更されたという経緯があります。
なぜ解禁日が設けられたのかですが、”ヌーボーがよく売れると気づいたメーカーが、競争を始めたためです。適正な範囲であれば問題なかったのでしょうが、過当競争というか不当なレベルになってしまい、最後にはワインとしてはまだ出来上がっていないレベルのものまで出荷されるようになりました。”なので不当な競争を防いでワインの質を保つために解禁日が作られました。

おまけ(キャッチコピー)

毎年、解禁とともに発表されるキャッチコピー、面白いのでまとめてみました。

1995年「ここ数年で一番出来が良い」
1996年「10年に1度の逸品」
1997年「1976年以来の品質」「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
1998年「10年に1度の当たり年」
1999年「品質は昨年より良い」
2000年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
2001年「ここ10年で最高」
2002年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
2003年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
2004年「香りが強く中々の出来栄え」
2005年「ここ数年で最高」「まろやかで濃厚。近年まれにみるワインの出来で過去10年間でトップクラス」
2006年「昨年同様良い出来栄え」
2007年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
2008年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
2009年 「過去50年でも素晴らしい出来」
2010年 「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
2011年「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」「100年に1度の出来とされた03年を超す21世紀最高の出来栄え」
2012年「ボジョレー史上最悪の不作」
2013年「小粒だが味の濃いブドウが収穫できた」
2014年「近年の当たり年である2009年と肩を並べるクオリティ」

なんだかどの年がいいのかよくわかんないですね。ただ2012年だけは最悪だったんだと分かります。

最後に

毎年買ってはいるけど、知らなかった方もおられるのではないでしょうか。
今年もワインを楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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